みんなの憩いの場として、愛される店であり続けたい。
東京・中目黒の商店街の路地を少し入ったところに、佇むライフスタイルショップ。
中に入ってみると、1階はベーカリーそしてフレグランスやハンドクリームなどのコスメや雑貨が並んでいる。
オーナーのロシャン・シルバさんは、古民家風のお店を出してみたい!というのがきっかけで「最初は、神奈川県鎌倉市にお店を出したんです」と教えてくれたのが、スタッフの松本さん。
中目黒のこの場所も、商店街の賑やかな場所から少し住宅街に入ったところにある。
外観はそのままで中はリノベーションをし、店内に入るとアロマなどが並ぶ雑貨の香りとパンの焼けた良い匂いが広がっている。
お店の名前でもある、La vie a la Campagne(ラ ヴィ ア ラ カンパーニュ)はイタリア語で“田舎の生活”。アンティークが大好きなオーナーは、自ら気に入ったものをお店に並べている。イタリアでは祖母と暮らしていた。毎日庭や森でとれた食材を使い、手間暇をかけたシンプルだけど温かい食事、修理しながら長く使い続ける道具たちと向かい合う暮らし方、どんなものも粗末にしないという静かな生活に感銘を受ける。
松本さんは、「ものを大切に長く使ってまた直して使うことが素敵。というのを感じてほしいです。このお店のテーブルも椅子も一つしかない、だからこそ長く大切にしていきたいと思っています。」と話してくださいました。
素材のお味を生かしたパンは10種類。フォカッチャなどランチで使っているパンはチャバタを使用。
(※チャバタとは「スリッパ」という意味を持つイタリアの食事パン。 スリッパのような形をしていることから呼ばれている)
味のベースはイタリア、料理は少しスパイシーな味付けにしている。パン職人はスリランカ出身だそう!
一番人気はお店の名前でもある、「ラ ヴィ ア ラ カンパーニュ」はオーブンで焼いたパンに、ミネストローネを染み込ませたもの。
ランチタイムでは4つの中から好きなものを選べる、デザート+ドリンク付(1,800円)
『本日のスープ+パン』は、季節の野菜を使用したもので、
その時期によってメニューが変わる。写真はビーツのスープ。
スープに使用している野菜は全て、系列店でもある長野県塩尻市にあるホテル、LA TERRA NAGANO内にある畑から採れたもの。
無農薬の野菜を使用し、自分たちで育てている。イタリアでは当たり前のことだが、
日頃からフードロスにも取り組んでおり、サラダのキャベツの芯は別途スープとして煮込んだりと極力最後まで使うようにしている。
オーナーの奥様が自ら考案している、ハーブティーは10種類。日本人好みの味で飲みやすく調整しているという。
「近隣に住んでる方の憩いの場や図書館に行く感覚で、気軽に立ち寄ってほしいです。」
土日は散歩コースのルートに組み込んだり、平日は一人でゆっくりした時間をこのお店で過ごしてほしい。と松本さんが話してくれました。
Wi-Fi・コンセントがあるカフェが増えましたが、ここでは電子機器に触れるのを
一旦休憩し、心からのんびりして安らぎの時間にしてほしいなという想いもあるようです。
取材後記
パンは子どもたちのおやつにもぴったりでした!(というよりも、気づいたらほぼなくなっていて、チョコが入っててパン美味しいね〜というお声が・・笑)
また素敵なお店を発見できたので、これはまたついつい自転車で通ってしまうなぁと思っています。
〈8/22(木)〜9/8(日)まで〉
ランチメニューご注文の方に、『スコーン』プレゼント!
※こちらの画面をスマートフォンなどでお見せいただくか、
「soupn.(スープン.)を見た」と一言お声がけください。
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