みなさんは、「フードロス 」についてはご存知でしょうか?
「フードロス」 とは・・・
『本来食べることができるのに捨てられてしまう食品』のことを指します。
では、日本人ひとりあたり、1年でどのくらいの食品を廃棄してしまっているかはご存知でしょうか。
・・・・なんとひとりあたり、41kg※1!!
あれ、「なぁんだ。思ったより少ないな」と感じましたか?
でも、日本全体で、塵も積もると・・・522万t※2にものぼるのです。
毎日全国民が1杯のお茶碗のごはんを捨てている計算にもなるそう。
この特集に出会ったのも何かのご縁。
楽しく美味しく「フードロス」に向き合ってみませんか。
普段当たり前に破棄していたものを、
再利用して美味しくスープを楽しんでみてください。
今回は、フードコーディネーター・しらいしやすこさんに素敵なレシピを考案いただきました♪
※1 ※2 参照ページ:農林水産省
「日常の中のフードロスは明日のスープから」
スープは、とても『懐の深い料理』だと思います。
野菜はもちろん、肉、魚、パンやパスタを加えれば、時にメイン料理にもなります。
私は職業柄、日々たくさんの食材を扱うのですが、
多くの料理を作った後には、その分の半端な残りや皮や種が残ります。
それは捨ててしまえばゴミだけど、
懐の深い『スープ』に頼ってもう一度美味しく食べることができたら、
その半端な食材たちを少しだけ救えるのではないかと思うのです。
難しく考えず決まりやルールにもしばられなくていい。
半端な食材や皮で出汁をとったら、好きなものを入れてスープにしてみましょう。
例えば少しだけ残ったひき肉を入れたり、バターがなければご飯でトロミをつけたり。
そんな小さな工夫は、あなたの食卓と気持ちを豊かにしてくれるはずです。
フードロスって意外と身近で案外楽しい!
さて、明日はなんのスープにしようかと軸や皮を見て今日もニンマリするのです。
まず、「おいしい野菜だし」の「ベジブロス」を作っていきましょう。
いつも捨てていた野菜くずが素晴らしいおだしに大変身しますよ。
\早速作っていきましょう!/
<材料>
・野菜の皮や芯、端っこなど 200g
・酒 小さじ1〜2
・水 1000〜1200ml
<作り方>
①鍋に水、酒、野菜の皮や芯、端っこを入れて火にかける。
②煮たったら弱火にして、30分ほど煮る。
③ザルなどで漉す。
\完成!/
この「基本のベジブロス」を使って、ご馳走スープを作りましょう♪
かぼちゃのポタージュ
レシピはこちら!
3/22(水)はチーズミルクリゾットのレシピを公開予定!
\STAFF VOICE/
soupn.編集スタッフのフードロスの取り組みをご紹介!
大根の皮でおつまみ!
大根の皮と塩昆布を使って簡単にできちゃいます。
本当に簡単なのでぜひ作ってみてください♪
作り方はエディターズコラムからご覧いただけます!
katsu
冷蔵庫に残った食材はすべてカレーにIN!
我が家は、主人も子ども達も大のカレー好き。
賞味期限の近い食材や、端切れ野菜など、なんでもカレーに入れて消費してしまいます。
野菜は白菜、もやし、ほうれん草、小松菜、大根なんかも。
豆腐、大豆、きのこ類、肉はなんでも。魚はサバが美味しいです。
一見、カレーには合わないかも?という食材でも意外と相性が良かったりしますし、
偏食な子ども達もカレー味になればなんでも食べてくれるので、一石二鳥です◎
Hiiro
野菜の皮やヘタを捨てずに、スープの出汁に利用する
きっかけは、soupn.のレシピ動画で取り上げた「ファイトケミカルスープ 」でした。
野菜はまるごと旨味が出ることを知り、それから実践しています。
また、「スープなosanpo」で取材したwellkでも、石原店主がスープづくりに野菜くずを使っていると聞きました。くずはポリ袋などにまとめて入れて冷凍しておけば、腐らずに保存しておけるので、意外と手間もかからず習慣化できます。
くず自体、最後はごみとなってしまいますが、余すところなく使うことで農家さんへの敬意と感謝の気持ちを料理に込めています。
★野菜くずを使ったトマトスープ
①鍋に水を入れて沸騰させ、野菜のくずを入れて煮る。
②煮えたら、ザルとボウルを使って濾す。
③鍋に、濾した野菜出汁を入れお好きな野菜を入れてスープを作る。味はお好みで!
umico
鍋や出汁で使った昆布を美味しい一品へ
寒い日が多かったので、あったか鍋料理が多かった我が家。
出汁に使った昆布はもったいないので捨てずに、アレンジして佃煮にしていました!
食べやすいサイズにカットして、醤油・みりん・砂糖でよく煮詰めていきます。
煮汁が少なくなったら完成!お好みで白ごまや七味をパラっとかけると美味。
おにぎりの具材やちょっとしたおかず、お酒のおつまみにもぴったりです。
ぜひお試しください!
Yukii
ちょっとした心持ちで目指せフードロス‼︎
私はよく外食・飲み会の幹事をやることが多いのですが、
基本的にコースではなくアラカルトで各々の食べ切れる量で注文してもらうか、
提供されるコースの食事量を聞いて少なめに調整してもらうようにしています。
満足度を高めるために多めの量を設定してくださっているのはありがたいのですが、
残してしまっては意味がないと思うので、お互いのためにそのようにしています。
ichi
楽しみながらフードロス、やってみませんか?
今回レシピを考案してくださった、
しらいしやすこさんの著書
「サステナブル な自炊生活」が好評発売中♪
『モッタイナガリ』なしらいしさんが生活の中で
無理なく始められるフードロスレシピをご紹介。
「まずは始めてみる」のヒントになること間違いなし!
お財布にも環境にも優しいフードロス入門書。
ぜひ、手にとってご覧ください。
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