【おはなし、スープ-レシピ編-】ほんのりスパイシーな、グリンピイスのポタージュ

SOW SHOVELING・中村店主の記事はこちらから




<材料>(約2人分)

・玉ねぎ 1個

・グリーンピース 150g

・牛乳 150g

・にんにく 1かけ

・グリーンカレーペースト 小さじ1

・白味噌 20g

・塩 少々

・お好みのハーブ

・オリーブオイル 大さじ1


<下準備>

・玉ねぎは皮を剥き、薄切り。

・にんにくはみじん切り。


<作り方>

①小鍋にオリーブオイルを入れて、にんにくを加える。弱火にかけてゆっくり炒める。

にんにくの香りが出てきたら玉ねぎを加えて、しんなりするまで炒める。

②グリーンカレーペーストを加えてさらに炒める。

ペーストが全体に絡んだら牛乳、グリーンピースを加えて一煮立ちさせる。


③白味噌を加えて、ハンドブレンダーでピューレ状に。最後に塩で味を調える。


④うつわに盛り付けて、お好みのハーブ飾りオリーブオイルを垂らし入れて出来上がり。


☞ポイント

白味噌を後から入れるとダマになりやすいので、ハンドブレンダーを使って、

しっかり攪拌しながら溶かしましょう。


\ Staff Voice /

「斜陽」は、遠い昔にペラペラっとめくった記憶があり、今回あらためて読み直しました(3日間かかりました・・・)。太宰治自体は、いろいろな文献を読むとおモテになられる方という印象。ただ繊細(すぎる)が故の人並み以上に、ひとつの行動や物事に深く入り込む方なのかなとも思いました。思い切り主観ではあるものの、でないとこの表現は出てこないと思います。

さて、今回のお題は「グリンピース」です!とうとうきたのね、という心構えでいたところ、見事にさわのさんに当てられました。グリーンピースって、世の中に必要ですか?(笑)栄養ならほかでも摂れるであろう、彩りもえんどう豆でいいじゃないとか・・・。

ただ、ひとつ思うのは“いいネーミング”なのです。グリーンなピース、グリンピイス。

言葉だけだと、とてもこの世の中に必要な何かである気がします。今の地球に必要な何かを・・・と、壮大な感想で締めくくりたいと思います(!)



斜陽

食卓の嫌われものグリーンピース。

このスープ連載のディレクター・山田さんが唯一嫌いなグリンピイスを使う時がやってきてしまいました。中村さんからの原稿を読み始めて数秒後に、私は山田さんを思い出していました。


ピーマンやにんじんと並んで苦手な人が多い気がグリンピイス。かくいう私も小さい頃はピラフやシュウマイに入っているそれが嫌いで、食感のボソボソ感と独特の香りが私の顔を歪ませてました。でもいつからか、大好きな食材の一つとなって、今では毎年グリンピイスの季節になると炊き込みご飯を作るほどになりました。


さて、今回の斜陽…

上流階級の家族がだんだんと没落していくお話です。

冒頭はどれだけ貴族らしく美しいかが表現されていて、徐々に変わっていく様が描かれています。

印象的なグリンピイスのスウプを食すシーンは主人公の母の魅力も上品さもそして、上流階級らしさも存分に表していて、なんとも美しい表現でした。


私自身、食卓での振る舞いがその人そのものだと思っていて、どんなに素敵な装いをしていてもテーブルでの動作でその人の生活が垣間見れてしまう気がしています。

このテーブルのシーンは名家出身の太宰治だからこそかけた表現なのかもしれませんね。


そんな美しい母が食べるグリンピイスのスウプ


これを作るにあたり、最初は(作品の冒頭を読み)とてもシンプルにポタージュを考えていましたが、読み進めるにつれて、少し和風にすることで時代背景を表現できるのでは?

と考えました。


(文・さわのめぐみ)


★staff memo★

「斜陽」は、スープなマガジン『SOUPOOL(スープール)』でも取り上げています。

それぞれ異なる視点に、斜陽という小説の熱さ、を感じます。

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【おはなし、スープ】エヴァーグリーンなピース、グリンピイスのスウプ。

今月の一冊📖 斜陽/太宰治著 突然だけれど、僕は東の空から燃ゆるように登る朝日よりも、西の彼方に暁に染まって沈む夕陽のほうが好きだ。一日がもう少しで終わることを示す光、今日という日が限りあるものであることを思い出させてくれる瞬間。半日前から頭上にあり続ける同じ太陽であることは間違いないのだけれど、まるで人が変わったような去り際を見せつけては暗闇にバトンを渡し、その日の役目を終える。太陽が夕陽でい