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【冒険、スープ-レシピ編-】南極料理人・妄想レシピ「デジクッパ」

更新日:2022年12月12日


☆デジクッパ☆


<材料>(約4人分)
[A]スープ
・スペアリブ 500g
・長ネギの青い部分 3本
・しょうが 10g
・水 3L
・塩 少々

[B]具材
・にんじん 2本
・ごま油 大さじ1
・塩 少々


・小松菜 4束
・ごま油 大さじ1
・塩 少々

・長ねぎ 3本
・ごま油 大さじ2
・ブラックペッパー粗挽き 小さじ1/2
・塩 少々

[C]盛り付け
・ごはん 800g

★トッピング
・キムチ お好みで


〈下準備〉

・スープの長ねぎは鍋に入る長さに、具材の長ねぎは斜めに幅1〜2cmに切る。

・しょうがは、薄切り。

・にんじんは、千切り。

・小松菜は、幅4〜5センチに切る。


〈作り方〉

①鍋に[A]を入れて、ふたをして強火で沸騰させる。

その後、弱火で30分コトコト出汁を取る。


② ①を作っている間に、具材[B]を順次炒める。

・にんじん/小松菜

フライパンにごま油を入れて中火でサッと炒め、塩で味を整える。

・長ねぎ

フライパンにごま油を入れて中火でサッと炒め、塩とブラックペッパー味を整える。


③うつわにごはんを盛りつけて、にんじん、小松菜、長ねぎ、キムチをバランスよく盛りつける。


④ ①のスペアリブのお肉を骨から外して、③に盛り付ける。


⑤ 最後にスープを注いで、完成!


☞ポイント

ナムルを作る時に焦げ目をつけないよう、注意して炒める。

焦げてしまうと、風味が変わってしまいます。


\ Staff Voice /

映画アプリを登録しているのですが、南極料理人の評価が「3.8」と高いことに驚きました。そして、コラムをきっかけになんとなく避けていた作品を鑑賞(すみません笑)。

とにかく、美味しいごはんが出てくる出てくる。“実話を基づく”というところがリアル性があり、おもしろかったです。南極という地での貴重な生活の大変さ、「ふつう」が通用しない場所であることがよく伝わりました。

今回「韓国」しばりで、コラムをお願いしたのには理由があります(それは、6月のお楽しみに)。そうそうたる韓国俳優が出る南極料理人を本当に観たい・・・。個人的には邦画よりも観たい・・・(すみません2回目)。

そして、さわのさんのレシピは、野菜たっぷりの「デジクッパ」。デジとは“豚肉”のことです。韓国料理を代表するクッパをさわのさん視点で創作。近いうちに、soupn.レシピ動画でも、作り方をお届けしようと思っています!


 

架空の続編『南国料理人』


南国料理人。実は私にとって身近なような、でもそうではないような存在の映画です。

私の実家は小さな食堂を営んでいました。

場所は海の近く、でも湘南のようなビーチではなく大きなクレーンが立ち並ぶ工場地帯のど真ん中でした。民家は我が家のみ、でもそんな中で食堂を続けてこれたのは、その工場で働く人たちのお腹を満たすためでした。


ん?なんでそんな食堂が関係あるのか??

それはその工場、実は造船所だったからです。その造船所は『しらせ』と言う名前の南極観測船の修理や整備をするドックとして使われている所でした。

『しらせ』が帰国するとその船上に南極の氷を積み、溶けるまで、地元の子どもたちが見学できるようになっていたのです。

そして、その船員を見送る決起会のような、彼らが日本の陸地で食べる最後の食事を、私の実家の食堂で出していました。今は両親の代から兄の代に引き継いで、これからも『しらせ』の整備場所が変わらない限り、きっと彼らの食事を作り続けるのだと思います。


さて、これが韓国版と有坂さんの妄想ストーリーに変わるのですね?

韓国のスープと言えば、『チゲ』『タン』『グッグ』とタイプがあります。

それぞれスープと具材の割合で名前が変わるそうで、本当にたくさんの種類のスープが存在します。

韓国ではスープは食事に欠かせない食べものです。ある日の休日、ユンジュが久しぶりの休みの夕食に用意した豚肉のカルビタンとビビンパ。その日、妻は友人の結婚式に参加するため、夕食は双子の娘たちと3人。綺麗に盛り付けたビビンパを満足げに食卓に出すも、娘たちは何か不満げな表情。そう、彼女たちはご飯の時間が退屈で、早く遊びに戻りたかった。そんな彼女達のことを分かりながらも『あ、そうだ、スプーンがない。』とユンジュはキッチンに戻り再びスプーンを手にテーブルに戻ると、なんと、ビビンパにカルビタンをたっぷりかけてクッパにしていたのです。

怒るわけでもなく、仕方ないと思いながら一口食べた。何気なく、食べ進めてる、場所によって味の変化があり、ただのビビンパよりスープがかかっているだけあって、混ぜやすく食べやすい。そして、娘たちは満足げな表情。


それからと言うもの、ユンジュの家では『ビビンクッパ』として、娘の成長と共に、見た目や味の改善がされて行き、今のレシピが完成した。ユンジュと共に旅立った船員たちももちろんこの『ビビンクッパ』がお気に入り。今日はそんな『ビビンクッパ』を作る日。スープを作りながら、そしてナムルを作りながら、思い出す娘たちの笑顔。


夕食の時間まで、あと30分。


(文・さわのめぐみ)


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