【 もし『狼男アメリカン』(1981) のリメイクを
ティム・バートンが撮ったなら?!という妄想コラム】
soupn.(スープン)読者のみなさんに『狼男アメリカン』(1981) がご紹介できること、
とてもうれしく思います。
本作は、僕が20年以上前から偏愛し、何度も心を揺さぶられているホラー・コメディ。
あの『ブルース・ブラザーズ』を作ったジョン・ランディス監督の隠れた傑作でもあります。
とかくポスターの印象などから、ハードホラーを連想されがちですが、
じつはコメディ要素が強くて、音楽もカッコいい。
さらにポップカルチャー史に残る"ある"逸話も持ち合わせた特別な一作なのです。
もっともっと多くの人に観てほしい!
ということで、今回はそのハードルを下げる意味でも、
巨匠ティム・バートン監督にご登場を願い、
ホラーが苦手な人でも楽しめるポップな『狼男アメリカン』のリメイク版を 作っていただきたいと思います(妄想で)
ティム・バートンらしく、キモかわいいオオカミオトコアメリカンとは?
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◆架空の続編
『ティム・バートンの狼男アメリカン』
監督:ティム・バートン
音楽:ダニー・エルフマン
〈物語〉
アメリカ人バックパッカーのデヴィッドとジャック。
ふたりは自由な旅を楽しむため、3月の休暇でヨーロッパへ旅立った。
最初に訪れたイギリスの郊外でパブに立ち寄ったふたりは、
地元の人々に奇妙な警告を受ける。
「真直ぐに道を行け」「荒地は危険だ」「月に注意しろ」と。
釈然としないままパブを出た二人は夜の闇の中を歩き始めた。
気が着けば荒地に迷い込み、夜空には満月が。
そして不気味な遠吠えが聞こえ、獣が二人の跡をつけ始めていた…
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先ほど書いたポップカルチャー史に残る"ある"逸話とは、
『狼男アメリカン』という作品が、
実はマイケル・ジャクソン「スリラー」のミュージックビデオの元ネタになっている、
というお話です。
この作品のハイライトと言っていい狼男への変身シーンに
強烈なインスピレーションを受けたマイケルは、
ジョン・ランディス監督、バート・ペインター(撮影監督)、
エルマー・バーンスタイン(音楽)、リック・ベイカー(特殊メイク)
というスタッフを再結集させ、「スリラー」のMVを制作。
結果、MVとしては異例の14分にも及ぶホラー映画風の作品を作ってしまったのです。
今回ティム・バートンは、そんなオリジナル版に敬意を表し、
実写ではなく、ストップモーションアニメによるリメイク版を構想。
リック・ベイカー(特殊メイク)に負けない才能として、
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でもコンビを組んだ名手ヘンリー・セリックを
招聘したのです。
ポップでキッチュでキモかわいい『ティム・バートンの狼男アメリカン』。
今後、ハロウィンシーズンの定番映画となるのでしょうか。
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という僕自身の願望が120%こもった、今回の妄想コラム。
さわのさんには、オリジナル版には登場しない
「満月のスープ」を考案していただきたいと思います。
主人公2人が立ち寄ったイギリス郊外のパブで提供される秘密のメニュー。
今回も楽しみにしています!
(文・Kino Iglu 有坂 塁)
次回は、10/26(木)に妄想コラムからの妄想レシピを公開いたします!お楽しみに♪
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