これまで何度か沖縄の”ご当地汁”をご紹介させていただきましたが、今回はその中でも私の大好きな「中味汁」に挑戦してみました!
🌺「中味汁」とは・・・
沖縄の祝い料理、接待料理の代表的な琉球料理の一つ。
豚の内臓(小腸、大腸、胃などの部位)=モツを出し汁でじっくり煮て、こんにゃく、椎茸を加え、あっさりとした味付けのくせのない美味しいお吸い物です。
小さい頃から実家の母がなにかと作る中味汁。
昔はそこまで美味しさが分からなかったのですが、大人になり実家を出てあまり食べなくなった頃から、その豚モツとあっさりしたスープの美味しさに気付き。正月実家に帰ると必ずと言っていいほど母が作ってくれるのですが、今年の正月は残念ながら食べれず・・・!
なので今回、母にレシピを聞き作ってみました。
🫕材料(約4人分)
・豚モツ 400g程度
・こんにゃく 50g
・椎茸 3個
・出し汁(鰹だし) 7〜8カップ
・塩・しょうゆ 少々
・おろししょうが 適量
🫕作り方
①こんにゃく、椎茸は細切りに。
②豚モツは熱湯に入れて中火で2〜3分茹でて、流水で洗って1cm幅に切る。
さらに2回熱湯で茹でて流水で洗う。
(この下処理を時間をかけて行うことで、もつの臭みが取れるようです)
③鍋に出し汁、モツ、しょうがを適量を入れる。
④こんにゃく、椎茸を入れる。
⑤塩としょうゆで味を調えてうつわに盛る。
⑥おろししょうがをのせたら完成!
初めて作った中味汁でしたが、少〜し味が薄かったか?母の味には達せず・・・ではありました。(なかなか難しい・・・)
他の中味汁のレシピを見てみると、「干し椎茸」を使ってその戻し汁も入れていたり(その分旨みが出る)、母言わく出し汁は鰹と昆布両方でとると、より深い味になるんだとか。
また、モツの下処理というのも初めて行ったのですが、案外時間がかかる・・・!
ただここに時間をかけないと、もつの臭みが残ってしまうようですね。
他のレシピでは小麦粉とお酢をもみ込む、などいろいろなやり方があるようです。
ですが、出し汁と塩しょうゆのみで作るスープは、あっさりと胃にやさしくて、いくらでも食べれてしまう味ですね!(二日酔いなどにも効果的なはず)
今月の特集でもある”からだのととのえ”にもぴったりですよ。→ととのえ、スープ
気になる方は、沖縄料料理家や沖縄物産展などでレトルト品も売っているので、ぜひ本場の味を試していただきたいです!
soupn.編集部 Hiiro
Comments