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【冒険、スープ-レシピ編-】映画アメリ・妄想レシピ

更新日:2022年10月27日


ローズマリー香る

欲張りクンクンスープ



〈材料〉6人分
・豚バラ肉 500g
・ブロックベーコン 200g
・ソーセージ 4本
・玉ねぎ 2個
・にんじん 1本
・セロリ 1本
・にんにく 3片
・カットトマト 2缶
・パン粉 ひとつかみ
・白インゲン豆 1缶
・白ワイン 1/2カップ
・オリーブオイル 大さじ2
・塩 小さじ1
・こしょう 少々
・ローズマリー お好みで


〈下準備〉

・豚バラ肉とベーコンはひと口大に切る。

・玉ねぎ、にんじん、セロリは1センチ角に切る。

・にんにくはみじん切り。

・白インゲン豆の缶の汁も使うため、捨てないでおく。


〈作り方〉

①鍋ににんにくとオリーブオイルを入れて弱火で香りが出るまで炒める。

香りが出たら玉ねぎを加え中火で炒める。


②玉ねぎがしんなりしたら、にんじん、セロリを加えて中火で炒める。


③ ②を炒めている間に、フライパンで豚バラ肉をほんのり焼き色が付くまで炒める。

※ここで油は使わない


④豚バラ肉が焼けたら、②の鍋に移す。フライパンの油はそのままにベーコンを焼き色が付くまで焼く。


⑤ベーコンが焼けたら、②のフライパンに油ごと移す。


⑥フライパンに白ワインを加えて一煮立ちさせて、豚バラ肉とベーコンの油や焦げなどの旨味を白ワインに移す。


⑦カットトマト缶、白インゲン豆を加える。


⑧塩、こしょうを加えて中火で煮込む。沸騰したら弱火で蓋をして、

1時間じっくり煮込む。


⑨オーブン用鍋又はココットに移し、オーブンで200℃に予熱。


⑩ソーセージをほんのり焼き目が付くまで焼く。


⑨の鍋に焼いたソーセージ、パン粉をのせてオリーブオイルをひとかけ、

最後にローズマリーを添える。


オーブンで15分、パン粉がほんのり焼き色がついたら、できあがり。


※工程は写真をスライドください♪


☞ポイント

オーブンに入れる際、ローズマリーがある方が焼き上がりの良い香りが楽しめます。

もしゲストへのおもてなしの場合は、たっぷりハーブがおすすめです!


\ Staff Voice /

アメリ、アメリ、アメリ。約20年前に突如人気を博したフランス映画です。

当時、単館の映画館もにぎわっていて、満席が続くほどブレイクした作品。

アメリみたいな・・・という枕詞も使われ、そのたびに男性陣が“けっ、出た出た”

と言わんばかりに、「アメリみたいなっていう子ってさー」という、

ななめ目線の会話が交わされていた記憶も(それほどトレンドだった)。


さて、今回のさわのさんのレシピ、まずは材料を見ていただけたでしょうか。

そして工程の数(!)一瞬「つくるのむずかしそう?」と思ってしまったのですが、

工程は多いですが、きちんと書いてくださっているので材料のカットを乗り切れば、

あとは煮込んでオーブンで焼くという流れです。

今回もご多分漏れず、さわのさんの“おなかがいっぱいになる”料理に、

私はいつか『さわの食堂』のおばちゃんをやっていただきたいと心から思います。

体育会系の寮の寮母とか。かわいい顔して、豪快に料理を作る姿が目に浮かびます

(これも妄想です)

最後に、有坂さん。フランス映画のお題にお応えいただきありがとうございました。


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架空の続編『アメリ』


娘のポレットが突然始めるといった【スープ屋さん、くんくん】アメリはもちろん一緒にやる気満々です!

ただ、今日はお天気が悪い為、遠くに買い物には行けません。家にある物で、スープ屋さんをしようと冷蔵庫と睨めっこするアメリとポレット。

ポレットが『これを使う!』と取り出したのは豚バラ肉。アメリはブレゼを作ろうと思って買って置きましたが、ポレットがそういうならと、豚バラ肉を使いそうなレシピを考えます。アメリがそうこう考えているうちに、ポレットは冷蔵庫からポンポン、ポンポンと使いたい食材をテーブルに出していきます。

人参、セロリ、豚バラ肉を使うのに、ソーセージ、ベーコンも欲張って出しています。そして

最後に白ワインを出して『私もこれを楽しむの。』と一言。これはニノとポレットが寝た後に飲むはずだったとっておきワイン。バレていたようです。


さてさて、何を作ろう?

考えながらも楽しませようとポレットに尋ねます。

アメリ『お嬢さん、旅に出ましょう。パリから抜け出しませんか?』

パリしか知らないポレットは…きょとん。

でも持ち前の空想癖のおかげで、家中に置いてあるものから、連想させて。

ポレット『モン・サン・ミシェルもいいし、ブルターニュでも、ニースやマルセイユでも』と楽しそうに話したあと、ふとテーブルに出したワインを見て。

ポレット『やっぱりラングドックにする!』

ニノとアメリが楽しみていたワインはラングドック=ルーションの白ワイン。


ポレットの『ラングドック=ルーション』の言葉は、ブレゼを作ろうと決めていた豚バラ肉をラングドック=ルーションの郷土料理『カスレ』へと導いたのです。

アメリはまた世界との小さな繋がりを感じ、ポレットをより愛おしく感じたのでした。


その頃、ニノはいつもと違う帰り道を通っていました。今日は雨なので、近道をする為です。

歩いていると、ふと目に止まったお花屋さん。

アメリとポレットにそれぞれお花を買うことにしました。二人の喜ぶ顔が目に浮かびます。


そんな愛しい二人が待つ家は『スープ屋クンクン』のオープンに向けて、準備がされているとはまだ知らないニノなのでした。


(文・さわのめぐみ)



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